監修工藤香澄
企画・編集 NUKAGA GALLERY
定価(税込):2,200円
B5判 並製 144ページ
発売日:2024年5月27日
※別途送料がかかります。ネコポス便は1梱包につき2冊まで同梱可能
生誕100年。国際的に再評価の機運高まる情熱のアーティスト・芥川紗織の“生き様と一体化された表現の強靭さ”を示す 作品243点を収録!
1950年初頭に彗星のごとく登場し画壇の第一線で活躍、1966年に急逝するまでの約15年間を、熾烈な光芒を放って駆け抜けた一人の女性画家、芥川紗織。作品は国内外の美術館に収蔵されており、再評価すべき戦後日本を代表するアーティストの一人として、美術研究者たちから注目されている。
戦後の家父長制の色濃い抑圧された結婚生活の中で、個として抑えきれない激しい情動を作品として昇華し、それだけには収まらず自らの絵画表現を模索するために海外まで飛び出して行った紗織。そのほとばしる表現への熱情と表現そのものの強靭さ――彼女の生き様と一体化された絵画表現は、時代を超えて現代へと深くコミットしてくる。
本書は芥川紗織を代表する染色画や油彩はもちろん、数多くの魅力的なパステル画までを初めて収録。強く生きた女性の生涯と作品、そして評価の全容がわかる一冊となっている。