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フォトサービス 彩 ~首都圏の四季を訪ねて 2024年5月26日 新緑に紅差すノムラモミジ(薬師池公園/町田市) 【サイズ:2L/B5/A4】

商品番号 irodori20240526-s
価格 ¥ 710 税込
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■商品概要

 モミジのトンネルに入って頭上に青空を探すと、木漏れ日が差し、万華鏡のような景色が広がった。

 緑色の若葉がきらめく中、ひときわ目を引く赤い葉たち。手のひらのような形をして、サワサワと音を立てている。「ノムラモミジ(濃紫紅葉)といって春でも赤いモミジだよ」。そばにいた人が教えてくれた。

 5、6月の花ショウブ、7、8月の大賀(おおが)ハスなど、四季折々の花が池を彩る町田市の薬師池公園。毎年11月に「紅葉まつり」が開催され、モミジの名所としても知られているが、春から初夏には、新緑とノムラモミジの競演を楽しむことができる。

 犬の散歩に訪れていた市内の佐藤欣亜(よしつぐ)さん(57)は「桜のピンクと葉の緑のように、モミジの赤と緑のコントラストも美しいですね」と、しきりにカメラを向けていた。

 公園内の西側にある福王寺薬師堂(通称・野津田薬師)に向かうことにした。池の紺碧(こんぺき)の水面に新緑が映え、ツツジやフジが咲き誇る。初夏を迎える空気を吸い込みながら、公園の丘陵を何周でも歩きたくなった。

紙面より一部抜粋(2024年5月26日発行 東京新聞朝刊)

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